ZHALAINUOER
紮賚諾爾/扎賚諾爾
シネ・ヌーヴォ 2月9日 18:10
レディース・デイのため1000円也
脚本・監督・編集を務めるチャオ・イエ(赵晔)は
1979年北京生まれ
2004年北京電影学院アニメーション学科卒業
ということで、
ポスト第六世代の監督がどのような作品を撮るのか
とても楽しみにして見に行きました。
「アニメーション学科」での基礎が、どのように映画の映像に現れるのか、私としても興味津津でした(^^)
私にとって印象の強かったシーンは、映画の最後、黒い石炭色の風景の中、炭鉱で働く多くの人が朝(?)ごはんの馒头を一人ひとりもらっていたシーンです。
あまりにも深い黒で、画面を見ていて気分が悪くなるくらいで……
撮影で使われた炭鉱も不況の影響で業績が悪いようだし、石炭を燃やして走る蒸気機関も消える定めにあるし、炭鉱の日常生活がすべて、黒く呑み込まれていくようで、怖くて怖くて……
この黒がここまで強烈だと思えたのは、その前に、老朱と別れた李治中が白い夕陽を背にバスケットボールをしていたシーンが、対になっていたのかな、と思われます。
李治中の人生が全く180度変わったシーンと言えるのかな。
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